自己分析が「浅い」と言われた人のための、深掘りの具体的なやり方
「自己分析を深掘りする」って、実際どうすればいいの?
サマーインターン選考真っ只中の今、OB/OG訪問やフィードバック面談で「自己分析が浅い」「もっと自分と向き合ってほしい」と言われたことはありませんか?私も先日、コンサルティングファームのOBから同じことを指摘されました。その時、「自己分析を深掘りするって、具体的に何をすればいいの?」という疑問がずっと残りました。
この記事を読み終わった時に、あなたは「自己分析 やり方」で迷わなくなります。なぜなら、サマーインターン選考と並行してやるべき「3軸の深掘りアプローチ」と、実際に効くチェックリスト、さらには自分の深掘り進捗を可視化する方法までが、この30分で身につくからです。
「浅い自己分析」の実体:OBが見抜く3つのパターン
まずはデータを見てみます。マイナビの調査によると、26卒のES推敲にAI利用が56.6%、ES作成にAI利用が41.7%という驚くほど高い数字が出ています。つまり、多くの学生がAIに「自分らしさ」を作らせている状況です。
その結果、OBたちが面談で感じる違和感は「テンプレート的で、実感がない」というものです。では、「浅い自己分析」とは何か。OB訪問で実際に指摘されるパターンを3つ整理しました。
パターン1:「強みが一般的すぎる」
「私の強みはコミュニケーション能力です。大学の○○活動で複数の人と協力して…」
このタイプです。「コミュニケーション」「リーダーシップ」「問題解決能力」は、ESの強みランキングトップ3です。つまり、あなたと同じセリフを言う学生が何百人もいるということ。OB/OGが面談で感じるのは「で、あなた独自の強みは何?」という空白感です。
パターン2:「理由が因果関係でつながっていない」
「コミュニケーション能力があるので、営業職に興味があります」
これ、ちょっと考えると「営業だからコミュニケーション能力が必要」という逆向きのロジックになってますよね。実は、「あなたの過去の経験の中に、営業職に向く具体的な経験」があるはずなのに、それが見えていない状態です。
パターン3:「大きな出来事しか拾えていない」
「サークルの代表をやったときに〜」「インターンシップで〜」
誰もが話題にしやすい出来事を選んでいます。ただ、OBが本当に知りたいのは「あなたが日常の中で、無意識に取っている行動パターン」です。その方が、「この人は〇〇という環境でどう動くか」が見えるからです。
自己分析が「浅い」の正体
一般的な強みを、一般的な理由で、大きな出来事だけで説明しようとしているから。
自己分析を深掘りする3軸アプローチ
では、どうやって深掘りするのか。私が試してみた方法を、3つの軸で整理しました。
軸1:「小さな場面」から強みを逆算する
これまでのアプローチは「強み → その強みが活きた場面」という順向きでした。それを逆にしてみます。
具体的なやり方:
- 最近1ヶ月、「誰かに褒められた瞬間」「自分で『うまくいった』と感じた瞬間」を5つ書き出す
- その時、「何をしていたのか」(行動)を1行で書く
- その行動に共通する「パターン」を探す
- そのパターンの根底にある「思考の癖」を言語化する
例えば、こんな感じです:
具体例:
褒められた瞬間① グループワークで、メンバーが黙り込んだとき、「次はこれをやってみない?」と選択肢を3つ出した
褒められた瞬間② 友人が悩んでいるとき、「実は〇〇が原因なのでは」と複数の視点から可能性を挙げた
褒められた瞬間③ バイトで新人さんが困っているとき、「今のステップは△△だから、次は□□を意識すると楽になる」と先読みアドバイスをした
共通パターン: 相手が停止・迷走している瞬間に、複数の選択肢・視点を提示している
根底の思考癖: 「人は選択肢が見えると動ける。だから可能性を増やすことが助けになる」
このレベルになると、「コミュニケーション能力がある」という一般論ではなく、「〇〇という状況下での、□□という思考パターン」が見えます。これはあなた固有のものです。
軸2:「失敗 → リカバリー」の流れから本質を拾う
強みと同じくらい大事な情報源は「失敗」です。ただ、ここで大事なのは「失敗そのもの」ではなく「失敗から何を学び、どう行動したか」という部分です。
具体的なやり方:
- 最近1〜2年の「失敗したな」と思う経験を3つ挙げる(仕事・学業・趣味・人間関係、ジャンルは問わない)
- その失敗の「根本原因」を、表面的な理由ではなく3段階で掘り下げる
- その後「自分は何を意識して行動を変えたか」を書く
- その結果「今では〇〇という環境で〇〇ができるようになった」を言語化する
例:
失敗例: プロジェクトで担当範囲外のタスクが発生したときに、「自分の仕事じゃない」と丸投げしてしまい、プロジェクト全体が遅延した
表面的な理由: タスク配分が不明確だった
掘り下げ1段階目: 実は、「責任の線引きが曖昧なら、誰かが対応するまで待つ」という思考だった
掘り下げ2段階目: その背景には「自分の仕事を明確に区切らないと、仕事が増える」という恐怖心があった
掘り下げ3段階目: つまり「全体のゴールより、自分の負荷を守ること」を優先していた
その後の行動変化: 「まずはゴールを見る。その上で、自分が対応できる部分を判断する」という順序を意識し始めた
現在のできること: 模糊とした状況でも、全体像を把握してから自分のアクションを決められるようになった
このレベルになると「課題対応能力がある」ではなく「不確実な状況下での優先順位付けと決断」という、より実践的な自己理解が生まれます。
軸3:「時系列で自分の選択を追う」→ そこから価値観を逆算する
「自分がなぜこの業界に興味があるのか」を理解するには、「これまで自分は何を選んできたのか」を時系列で眺めることが効果的です。
具体的なやり方:
- 高校時代以降、「自分が選んだ進路・活動・サークル」をすべて時系列で書き出す
- その選択をした時の「判断基準」を、当時の気持ちになって思い出す
- 複数の選択にまたがる「共通する価値観」を抽出する
- その価値観が、今どの業界・職種に結びついているかを考える
例:
高校: 部活ではなく、「課題研究」に力を入れた → 理由:「正解のない問いに自分で向き合いたかった」
大学学部選択: 文系ではなく理系を選んだ → 理由:「社会課題を、データと論理で解く過程が好き」
1年生の活動: 多くのサークルではなく、「社会課題に取り組むNPOでのインターン」を選んだ → 理由:「教室の外で、実際に機能するものを作りたかった」
2年生以降: バイトではなく「事業立ち上げのスタートアップインターン」を選んだ → 理由:「自分の判断と行動が、ダイレクトに結果に結びつく環境がしたかった」
共通する価値観: 「不確実な状況下で、自分の判断で何かを構築する経験」
今の業界関心: →事業開発、コンサルティング、ベンチャー企業の立ち上げ支援
この流れで考えると「なぜこの企業なのか」が、説得力のあるストーリーになります。
自己分析を深掘りするときの「チェックリスト」
では、自分の自己分析が「深い」状態に達しているのかを、どう判定するのか。面談やES作成前に、以下をチェックしてみてください。
| チェック項目 | 自分に当てはまる? | 深掘りレベル |
|---|---|---|
| 自分の強みを「一般的な言葉」ではなく、「自分だけの表現」で説明できる | □ | 深い |
| 失敗を「何が起こったか」ではなく「なぜそれが起きたか」の深さで説明できる | □ | 深い |
| 業界選択の理由が「給与」「知名度」ではなく「自分の価値観」に紐付いている | □ | 深い |
| 「小さな場面での自分の行動パターン」を、複数の事例で説明できる | □ | 深い |
| 「なぜその企業か」を「その企業だけの理由」で説明できる(他企業に置き換えられない理由) | □ | 深い |
| 面談で「それはなぜ?」と聞かれても、さらに掘り下げて答えられる | □ | 深い |
このチェックリストで3つ以上当てはまっていれば、あなたの自己分析 やり方は「深掘り段階」に入っています。1〜2個なら、上記の3軸アプローチを試す価値があります。
今すぐ実行できる「自己分析を深掘りするための3ステップ」
理屈は分かったけど「何から始めたらいい?」という質問が聞こえてきそうです。今、サマーインターン選考と並行してやるべき、実行順序を3ステップで示します。
【ステップ1】軸1から始める(所要時間:30分)
最近1ヶ月で「褒められた / うまくいった」瞬間を5つ、スマートフォンのメモに書き出す。その時「何をしていたか」を具体的に。この作業だけで、あなたが無意識に繰り返している行動パターンが見えてきます。
【ステップ2】軸3を並行して進める(所要時間:1時間)
高校から現在までの「選択の履歴」を時系列で書く。その時「なぜそれを選んだのか」を、当時の気持ちになって思い出す。これが「自分の価値観」の地図になります。
【ステップ3】軸2は「失敗を拾った時点」で掘り下げる(随時)
失敗は、ステップ1・2を終えてから無理に探す必要はありません。これからのインターン選考や面談の中で「あ、これ失敗だ」という瞬間が出てくるはずです。その時に、上記の「3段階掘り下げ」を使えば、その失敗も自己分析の一部になります。
自己分析を深掘りするプロセスを「可視化」する
ここからは、かなり実践的なアドバイスです。
自己分析は「やりっぱなし」にしてはいけません。なぜなら、毎週違うOBと面談したり、複数の企業のESを書いたりする中で「あれ、自分の説明に矛盾がある」「この強みの説明、この企業では通じなかった」という気づきが何度も発生するからです。
その都度「軸1・2・3に戻って、再整理する」というプロセスを回さないと、自己分析は浅いままです。
おすすめなのが、スプレッドシートやノートで「自己分析マップ」を作ること。構成は:
- 軸1:「小さな場面での行動パターン」(更新日付付きで記録)
- 軸2:「失敗 → 学んだこと」(発生順に記録)
- 軸3:「選択の履歴と背景にある価値観」
- 現在の業界・職種関心:(更新されたら日付を記す)
- 面談での指摘メモ:「OBから『〇〇が浅い』と指摘された」→対応軸を決めて再整理
この「自己分析マップ」を持っていると、サマーインターン選考を受けるたびに「次の深掘りポイント」が明確になります。
ただ、正直なところ「スプレッドシート自分で作るのめんどくさい…」というのが本音だと思います。その場合、Careoのような選考管理アプリを使って、ES執筆や面談記録を一元管理しながら、自己分析の更新履歴も残すという方法もあります。完全無料で使えるので、「自己分析を深掘りするプロセス」を可視化する手段として機能します。
「自己分析 やり方」で迷わないために、今週中にやること
最後に、明日から始められるアクションプランです。
明日(4/25): スマートフォンのメモに「最近褒められた / うまくいった瞬間」を5つ書く(軸1)
金曜(4/27): その5つの場面で「何をしていたか」を1行で書き、共通パターンを探す
週末: 高校から現在までの「選択の履歴」を時系列で書く(軸3)
次週の面談 / OB訪問前: 上記の軸1・3を持って面談に臨み、フィードバックをメモする
このペースなら、サマーインターン選考のESを書く前に「自分の自己分析 やり方」が一段階深くなっているはずです。
最後に:自己分析は「完成形」を目指さない
自己分析の深掘りは、本選考が始まる2027年6月まで続きます。今は「3つの軸でプロセスを回し、面談のたびに更新する」ペースで十分です。完璧を目指さず、毎週ちょっと深くなっていく感覚を大事にしてください。
サマーインターン選考と自己分析を並行させるのは大変ですが、実はこれが一番効率的です。なぜなら、実際のOB面談や面接官のフィードバックほど「あなたの自己分析が本当に深いかどうか」を教えてくれる情報源はないからです。
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